介護タクシーから学ぶ事
介護タクシー開業後、透析を行っている方の、
定期便を賜りました。
介護保険適用事業者の当事業所は介護保険適用でのご利用となりました。
透析の患者さんは定期的に透析を行わないとなりません。
今回の利用者さんは、一日置きの透析です。
朝、ご自宅まで迎えに行き、病院まで、
午後は病院からご自宅まで、透析されている方も本当にご苦労されています。
お盆、正月、関係ないのですから。
透析病院も透析の利用者が沢山いることもある意味衝撃でした。
でも、みんな明るく、他人に気配りが出来る方ばかりです。
私がお手伝いしている利用者さんも、
私が怪我をすると怪我の心配ばかりして下さり、毎回頭が下がる思いでした。
先日、透析に移動動向させていただいた利用者様がお亡くなりになりました。
原因は、転倒した際、腰部分の複雑骨折により、歩けなくなった事が要因です。
毎回搬送する際に段々と、衰弱され、言葉数も日数を重ねるたびに少なくなって行きました。
担当のケアマネージャーさんもご利用者様のために、ベットを変えたり、リハビリ回数を増やしたり、嚥下回復のために訪問歯科を計画したりと。
しかしながら透析病院に搬送後、透析途中で救急搬送になり、
1週間ほどで不幸な連絡を頂く事となりました。
当事業所の介護タクシーは、車内に大きなテレビを設置しており、
昭和時代の演歌歌手や、懐かしの映像を搬送中少しでも気晴らしして欲しく、
眼で見て。耳で聴いて。心を和やか。にを目的に、
楽しんで頂けるよう移動搬送しています。
その利用者様は、美空ひばりが大好きで、
良く車内で口ずさんでいるのが聞こえておりました。
利用者様にとっての一日一日の大切さを痛烈に感じ、その方が何を望み、
何に希望を持って生活するのか?
その重みを感じれるよう、心を置いて従事します。
ご利用者様に対して介護関係に携わる者として自分は何が出来るのか?
を考え今後の業務に生かして行きたいと強く感じました。
ご利用者様のご冥福を心からお祈りいたします。
原因は、転倒した際、腰部分の複雑骨折により、歩けなくなった事が要因です。毎回搬送する際に段々と、衰弱され、言葉数も日数